2016/02/20

Super Bowl 50 観戦記①

 スーパーボウルから2週間。フットボールシーズンが終わり、静かな週末を過ごしております。徐々にスーパーボウル50を振り返ってみることに。


●チケット購入


 チケットは、カンファレンスチャンピオンシップが終わってから毎日というか数時間おきにStubHubとTicket Exchange(Ticketmaster)の2つをチェック。1週間ほど経つとほどよく値段が下がって妥当な購入価格が分かってくる。ただ1枚だと(アメリカにいてもさすがに数千ドルの試合を見に行く人はなかなかいませんので)数が少ないので、観察した結果を踏まえて、よさそうなチケットが見つけ、試合1週間ほど前にチケットを購入。流通している絶対量もTicketexchangeと比べてStubHubの方が一桁多かったのと、価格もStubHubのほうが安かった。
 スーパーボウルのチケットの価格や流通量は、そのときによって違うから、どのチケットサイトで買うか要判断だけど、スタブハブなら↓のようなパーティーがあるので、個人的にはおススメです。
 

●スーパーボウル50当日 ~チケットを手にするまで~

 スタジアムからほどよく離れたところに車を停めて、まずはチケットをピックアップ。
 駐車場の近くがブロンコス御一行が宿泊しているホテルで、選手やスタッフ送迎用のバスを発見。立ち止まっていたら、写真右の警官に「止まるな。どけ!」と言われちゃいましたw


 スタジアムまで30分ほど歩いて、スタブハブのチケットピックアップ所へ。
 長蛇の列で思ったより、時間がかかった。


 念願のチケットをゲット!背景はおそらくベイブリッジ。
 スタブハブのスタッフに無くさないようにに気をつけろとご注意。正月見に行ったローズボウルもスタブハブで買って、現地引取りだったけど、その時よりチケットやIDの確認を丁寧にやってました。なので、長いこと待ったのか。ROW2を買った記憶で、スタッフにチケットがグレードアップされてROW1になりましたとのこと。前に誰もいなくて、見やすくてなった良かった。


 スタブハブのチケット受け取り所は、リーバイス・スタジアム隣で駐車場を共用しているグレート・アメリカという遊園地。遊園地借り切っちゃうほど儲かるってことか・・・
 StubHubでチケットを買うとチケット購入者向けにパーティをやっていて、ドリンクチケット2枚と食べ物は基本無料。まぁ、ピザ、チキンウィング、フライドポテト的なものだけど。前回のスーパーボウル観戦も同様のパーティーがあったので、今回もあることを期待してました。
 NFL選手のサイン会があって、僕が行ったときはジェッツQBフィッツパトリックとテキサンズWRデアンドレ・ホプキンス。他を見て、後ほどくると元カーディナルズ、ブロンコスQBスネークことジェイク・プラマーがいました。

フィッツパトリック。パッと見、普通のお父さんって感じw

ホプキンス

 スティーラーズのRBベルもくるらしいけど、時間が惜しいのとふと我に返ったらスティーラーズグッズ何も持っていない事(=サインしてもらうものが無い)に気づき、とてもサインを欲しかったが断念して、スタジアムへ。

 ドリンクチケットでビール2杯飲んで、チケットを首にぶら下げて、入場へ!
 スタジアム隣接の駐車場にイベント用の仮設テントのようなのが。
 この奥にリーバイス・スタジアムへ。



(つづく)

2016/02/07

明日は Super Bowl 50 !!!

いよいよ明日は、スーパーボウル50!

会場は、平日は確実に目にするリーバイス・スタジアム。自分が住んでいるエリアでのスーパーボウルって滅多に無い経験だと思うんで、エンジョイするために自分自身へのリマインドを兼ねてポイントをまとめてみました。

特にベイエリアにいる方には、SFダウンタウンでいろんなイベントが開催され、やたら警官が多くて、ホテル代がありえないぐらい高い理由が分かってたらな〜と。

まずは、概要編。

●スーパーボウルって?
何気にアメリカにいても聞かれるこの質問(ほぼ日本人からだけどw)・・・
NFL (アメフト) の決勝戦です(笑)他のスポーツと違って1試合限りの決着なのと、アメリカ人のアメフト好きもあって、アメリカ最大のスポーツイベント(エンターテイメントというほうがいいかも)。
チケットが極悪指名手配犯を捕まえるためのエサになったり、ハーフタイムになるとみんなトイレに行くから下水がパンク気味になったり、ビールが1年で最も飲まれる日とかいろんな話を聞きます。

●ベイエリアでは、1985年以来31年ぶり2回目のスーパーボウル
1985年 (1984シーズン) の49ersがドルフィンズに勝利し、当時2回目の優勝。会場は、スタンフォード・スタジアム。スーパーボウルでは、会場のスタジアムのホームチームが出場したことが無いのは有名なジンクスだけど、広い地域で見ると1985年のスーパーボウルは、ベイエリアの49ersが出場し、優勝してます。サンフランシスコからスタンフォードって50kmぐらい離れているので、アメリカの感覚だと近いけど、日本だと結構離れてるよねw

●有名アーティストの出演
国歌斉唱は、レディ・ガガ。
ハーフタイムショーは、コールドプレーとブルーノマーズとビヨンセのコラボレーション。
芸能情報に疎いけど、コールドプレー以外は知ってる。週末にSpotifyで聞いてみるか。これを見るだけでも数百ドルの価値はあるか!?

●節目の第50回目
50回目を記念するのと会場がゴールドラッシュのベイエリアなのか今シーズンのNFLのロゴはゴールドベースで、各スタジアムのハーフラインを示す50がゴールドにペイントされてます。スーパーボウルのロゴって、ローマ数字(I、V、XIなど)で表記されるけど、50ってLと一文字だけで寂しいなの、今回はアラビア数字の50がロゴに入ってます。
アメリカ人の知り合いが今回のロゴを見たら、「510って何?」と。すぐに他のアメリカ人が「真ん中のは1じゃなくてトロフィー!」と突っ込んでましたw興味のないアメリカ人でもそんなもんです。

●40%を超える視聴率&CMは30秒枠で$5ミリオン(約6億円)
4大プロスポーツの決勝戦で飛びぬけて高い視聴率 (最近、視聴者数でアピールしている印象)。CMは30秒枠で$5ミリオン。これが他と比べて高いかどうか分からないけど。CMを出す各企業は、スーパーボウル・オリジナルのCMを作成するほど。
マーケティングの授業でも「スーパーボウルのCMは見ろ!」といわれるほど。CMも注目度が高いスーパーボウルなのです。各地でイベントやったり、多くの人がベイエリアにやってくるので、経済効果はすごいですね。


フットボールの話題へ🏈

●選手時代にスーパーボウル経験ありの両HC
ブロンコスHCキュービアックもパンサーズHCリベラもNFL選手時代にスーパーボウルを経験あり。スーパーボウルまで行く選手がNFLのHCをしているのって珍しい気が。リベラは、選手時代にベアーズで優勝経験済み。
ちなみにキュービアックは、選手とHC両方で同じチーム(ブロンコス)でスーパーボウルに出場するのは初。オフェンスコーディネーターとしても97、98シーズンの連覇時にもブロンコスに在籍。

●ペイトン・マニング最後の試合?
憶測が絶えないペイトン・マニングの引退。さすがに今シーズンの衰えを見ると・・・
本人は、引退や来シーズンについてコメントはしていないけど、報道で周囲の状況を見てみると、最後の試合になることが濃厚かな。優勝で終われるか、それともペイトンらしく大一番で弱いままで終わってしまうのか?

●ドラフト全体1位同士のQB
ペイトンもニュートンもNFLドラフト全体1位。ペイントは、大学時代、優勝には縁が無く、ハイズマンも4年時はチャールズ・ウッドソンに取られ、あと一歩の大学キャリア。
対象的にニュートンは、若かれし時にいろいろあったけどw、オーバン大を全米優勝へ導き、ハイズマン賞も獲得してのNFL入り。プレースタイルも対象的。今シーズンNFL MVPも濃厚で、スーパーボウルも勝ては、すべてのタイトルは獲得!?TDをしたら、DABBINをして、近くの子供にボールをあげるナイスガイ!

●怪我人
53人枠で両チームとも試合を欠場するような怪我人はいない。パンサーズの骨折ベテランコンビのLBデービスとDEアレンは、そろって先発出場予定。

●パンサーズオフェンス vs. ブロンコスディフェンス
パンサーズオフェンスの中心は、もちろんQBニュートン。TDパス35はキャリアハイ、G前でもOCシュラが躊躇なくQBパワーなどコールしちゃうのでTDランは10。昨シーズン、パンサーズを2試合見る機会があって、近くでウォームアップするニュートンを見たけど、DEと思うほどゴツイ。総得点500は、NFL一位。プレーは、ゾーンリード、QBパワーなどのキーププレー、トリプルオプションなどカレッジスタイルで、非常にバリエーション豊か。パスに関しても、今シーズンのニュートンはポケット我慢している印象が強い。強肩で、チャンピオンシップは他の3人のQBが肩が衰え気味の30代後半のQBなのもあってか、ニュートンのパスがまさにレーザービームw。個人的には、ボールも持てるFBトルバートの存在がパンサーズオフェンスのバリエーションの豊かさを支えているのかなと。数年前はOLが崩壊気味だったけど、大分良くなった。ブロッキングが、ゾーンだけでなく、ダウンプルなどいろいろあるので、ライン出身としては、見ていて興味深い。
ブロンコスのディフェンスは今シーズン喪失ヤードで1位。オフェンス(というかペイトン)の不調をディフェンスが補って勝ってきた今シーズン。ウェア、ミラーの両OLBのパスラッシュ、両CBもプロボーラーとタレントも豊か。DCは、去年の無職だったフィリップスがまとめる。何気にDLも良くて、1位なのもうなずける。プレーオフでは、オフェンス得点で3位のペイトリオッツ、4位のスティーラーズを10点台に抑えた。ただ、ペイトリオッツもスティーラーズもRBが怪我人だらけで、ランを捨ててパスしかなかったので、ウェアとミラーはパスラッシュのみに専念すればOKだったけど、スーパーボウルではそうはいかない。
フィリップスがパンサーズOをどうやって止めるか気になるけど、パンサーズは結構点が取れるんじゃないかなと予想。

●ブロンコスオフェンス vs. パンサーズディフェンス
とにかくペイトンの不調が目立った今シーズンのブロンコスのオフェンス。本人の怪我とキュービアックオフェンスの愛称の悪さなのか、TDパス9/INT17と一言で示すと酷い。絶好調のマニングなら9TDパスなんて2試合で稼げちゃうのにwただ、プレーオフでは、手堅くINTはなし。ドロップしたレシーバー陣が足を引っ張った感じ。キュービアックHCのゾーンのランアタックは健在で、アンダーソンとヒルマンのRBコンビは、計1600ヤード近く獲得。トーマス、サンダースの両WRはそろって1000yds越えと、オフェンスの主力は数字を残している。2年前のスーパーボウルみたいにスナップミスで始まるのはご勘弁を。ニューヨークと違って、寒くはないから、寒さ嫌いのペイトンにとっては大丈夫だと思うけど。
パンサーズディフェンスもタレントぞろい。キークリー、デービスのLBコンビ、CBノーマン、DTショートなどの生え抜きにDEアレン、Sハーパー、CBフィネガンと他チームからやってきたベテランが融合。キークリーや今年ブレイクのノーマンに目が行きがちだけど、とにかくDLが強い。キークリーがピック6したら今シーズンのプレーオフ全試合ピック6することに。
パンサーズファンのウォリアーズのカリーは、パンサーズが24-17で勝つと予想。内心、自分の背番号にちなんで30-0で勝て!と思っているかも。


 少し余談で現地の様子を紹介。
 ご近所のスタバではスーパーボウル仕様の限定メニュー!その名も、"Super Bowl Slammer"


 中身はチョコとキャラメルが入ったコテコテラテ。


 オフィスの近くにマリオットにブロコンスが宿泊。


 家の近くのナイキショップ


 Coldplayの曲を聴きながら、スーパーボウル前日を過ごしてます。

2016/02/04

NFL Experience 2016 (SB50) in San Francisco

 3日後にはスーパーボウル。スーパーボウルウェークが本格的に始まった先週の土曜日に雰囲気を味わいに久しぶりにサウスベイからサンフランシスコのMoscone Centerで開催されているNFL Experienceへ行ってきました。SFにいる友達に聞いてみたら、SFダウンタウンは交通規制がはじまってるとの事なのでBARTの駅に車を停めて、BARTでMoscone CenterがSFダウンタウンへ。写真の羅列で紹介です。

 BARTの駅から降りるとスーパーボウル一色。 


 NFL Experience会場のMoscone Centerへ。
 チケットは前もってネット(チケットマスター)で買ったけど、現地にも購入用の端末が置いてあって購入可能。ただ、スーパーボウル前日は買えるかどうかわからないけど・・・



 外にはNFL各チームの特大サイズのヘルメット。



 屋外では、NFLコンバインの種目である40ヤードダッシュ(下の写真)や3コーンドリル、垂直跳びの体験コーナー。並んでいたので、見るだけでしたが・・・


 スーパーボウルに出場する両QB。




  中に入るとNFL全チームのユニフォームとロンバルディトロフィー。


 段の上に飾られているロンバルディートロフィー。段の上から写真が撮れるけど、長蛇の列でアメリカ特有の効率が悪く長時間待ちそうなので、下からの写真で。これもアメリカ特有の値段の高いチケットだと短い列で済むという・・・


 ロサンゼルス移転が決まっているラムズは、ロゴにロサンゼルス入り。


 選手のロッカールームが展示してあったり。


 フラッグフットボール体験コーナー


 フットボールのいろんな体験コーナーとスポンサーの展示コーナーがあって、マーショーン・リンチのエネルギー源のスキットルズは、スパイク。


 Boseでは、コーチが着用しているヘッドセット。


 これはFedExのコーンドリルの体験コーナー。


 過去のスーパーボウルのチケット。値段を見ると格安・・・


 ドラフト体験コーナー。各チームの1番のジャージ(1巡指名を意味する)があったり。 


 一番、興味深かったのはボールを提供しているウィルソンのコーナーで実際にボールを作っているところを見れた。


 ボールを裏返しの状態で革を縫って



 縫ったボールを裏返しにして



 レースをつければ完成。
 途中段階のボールも触らせてくれたりします。ボールって機械で作っているのかなと思っていたけど、NFLのボールは全部手作りなんですかね。
 

 他には選手のサイン会や展示物があったけど、主なところは以上で。ベイエリアの49ers、レイダースの殿堂入りした選手の銅像やペイトン・マニングのTDパス更新となった509TD目のボールがあったりと、キャントンにあるHall of Fameから持ってきたものの展示してあった。ということは、今キャントンへ行っても展示物が少ないってことか?

 ペイトン・マニングのCMでおなじみPapa JonesのピザやOIKOSのヨーグルトやお菓子がただで配っていて、チケットは40ドルちょっとで高かったけど、元は取れるぐらい楽しめたかなと。


 久々のSFダウンタウンを学生時代を思い出しながら散策。
 フェリービルディングへ行こうとしたら、壁で区切られていて、長い列のセキュリティーゲートをくぐらないと入れないので、NFL Experienceで疲れたので、遠目から見る事に。




 ちなみにスーパーボウル開催地のリーバイス・スタジアムは、サンフランシスコではなく、70kmほど離れたサンタクララです。なのでSan Francisco Bay Areaってオフィシャルでは言っているのです。